フラメンコ音楽の専門家、
池川寿一です。
日本では数が少ないフラメンコ音楽。
その中でもラスゲアード奏法は、
「これぞフラメンコ!」
と感じさせ、
一度聞いたら忘れられない
魅力というか、魔力を秘めています。
「そうは言っても
ラスゲアードって
難しいんじゃないの?」
という方もいらっしゃるかもしれませんね。
ここで
「ラスゲアードって
難しいんじゃないの?」
という疑問についてお話しますね。
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■ ラスゲアードって難しい?
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結論から言うと、
難しいようで、簡単。
簡単なようで難しいのが
ラスゲアードです。
「なんだそりゃ」
という声が聞こえてきそうですが(笑)
想像してみてください。
一般的な音楽では、
楽譜があったとしたら、
1小節目を弾いて、
2小節目を弾いて、
3小節目を弾いて…、
ようやくAメロが完成して、
そしてBメロの
1小節目を弾いて、
と1小節ずつ覚えていかなければ
なりません。
(当たり前のことですが)
さらに
1小節ずつ、
違う押さえ方だったり、
違う弾き方だったりして、
ようやく1曲を完成させるわけですが、
フラメンコの場合は若干異なります。
(ここでは歌伴奏に話を絞ります)
フラメンコはリズムが主体です。
例えば、リズムを作る右手の弾き方を
1パターンだけ覚えることができれば、
極端な話、
その1パターンをずっと
繰り返し弾き続けるだけで、
まるまる1曲を
弾ききることもできるのです。
どうしてこのようなことが
可能なのでしょうか?
それは、
フラメンコはもともと
ジプシーと呼ばれる民族が
作り上げた芸術ということに
由来します。
まず、カンテと呼ばれる歌から始まり、
その歌に踊りが付き、
最後にギターが入りました。
そう、
ギターは歌や踊りの
伴奏の楽器なんですね。
しかも、
西洋的な複雑なリズムというよりは、
どちらかと言うと1つ、もしくは2つの
コード(和音)をジャカジャカかき鳴らして
伴奏するというとてもシンプルなもの
なのですが、
このジャカジャカかき鳴らす
というのが「ラスゲアード」なんですね。
つまり、
難しいからカッコいいのではなく、
極限までシンプルだからこそ、
カッコいいのです。
あの迫りくるようなリズムは、
派手で見た目に難しそうと感じさせますが、
実はシンプルな弾き方の繰り返しで
成り立っているため、
後は左手のコード進行を覚えるだけで、
1曲を弾ききることができてしまうのです。
これがラスゲアードが
見た目よりは簡単な理由です。
ラスゲアード奏法について
もっと詳しく知りたい方は
こちらのサイトがオススメです。
それでは、
これからもフラメンコ音楽を
楽しんでいきましょうー!
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フラメンコ音楽の専門家
池川寿一