フラメンコ音楽の専門家、
池川寿一です。
本日もご覧いただき
まことにありがとうございます。
昨日はフラメンコギターの神様
と呼ばれたパコ・デ・ルシアが
演奏する「ブレリアス」
の動画を紹介しながら、
今回紹介するアーティストは、
「ジプシー・キングス」
です。
こちらの動画を御覧ください。
>>https://youtu.be/Z6mwKG8FOAw
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■日本で大人気のスパニッシュ・ユニット
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ジプシー・キングス。
その名前を知らなくても
曲を知っている方は多いのではないでしょうか?
キリン淡麗のテレビCMでもおなじみの
「ボラーレ」から始まり、
「バンボレオ」「ジョビ・ジョバ」
時代劇「鬼平犯科帳」のエンディング曲で
有名になった
「インスピレイション」
さらにフランク・シナトラの
アレンジで有名になった
「マイ・ウェイ(A mi manera)」
など、年代、性別を越えて、
広く愛されています。
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■彼らの音楽の特徴は?
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一度聞いたら忘れられない
ジプシー・キングスの音楽。
彼らの音楽にはある特徴があります。
それは楽曲のほとんどが、
「ルンバのリズム」
で成り立っているというものです。
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■ ルンバのリズムとは?
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フラメンコは元々
スペイン・アンダルシア地方で生まれた
伝統芸能ですが、
そのフラメンコが中南米に渡り、
そこの文化や影響を受け、
再びフラメンコへ戻ったという
「イダ・イ・ブエルタ(Ida y Vuelta)」
(=”逆輸入”みたいな意味)
とも呼ばれます。
そのため、
明るさと哀愁を同時に
感じさせるんですね。
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■ ルンバが最もとっつきやすい理由
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数あるフラメンコのリズムの中でも
ルンバが最もとっつきやすいリズムといえます。
なぜなら、
4拍子で1つのリズム・パターンを
形成されているため、
私たち日本人に馴染みやすいからです。
その他のフラメンコのリズムの、
3拍子や12拍子などは
どうしても敷居が高く感じられますしね(^^;)
もちろん、フラメンコに興味を持ったからには、
3拍子も4拍子も12拍子も、
リブレ(リズムの制約のない曲種)も、
一通り身につけていただけると嬉しいのですが、
まずはこのルンバのリズムから
弾き始めるのをオススメします。
明日も違うアーティストを紹介して、
さらにラスゲアード奏法の
秘密に迫りたいと思います。
ぜひ楽しみにしていてくださいね。
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フラメンコ音楽の専門家
池川寿一