こんな質問をいただきました。
「初めてのギター合わせの時、ギタリストの立場として
「こういうのはやり辛い」と思うのはどのような場合でしょうか?」
確かに、「ギター合わせは緊張の場!」という方が多いようです。
それもそのはず、ギターと合わせる機会はなかなか少ないですし、
しかもギタリストってなんだか怖そうと思われています…(^^;)
合わせる時に困ってしまうのは、
「踊りを途中で止めてしまう」
ということです。

初めての合わせのときは、
ギタリストも歌い手も様子を見ながら伴奏しています。
どんな構成なんだろう?
どんなリズムが来るのかな?
などなど。
細かい振り、というより、
どちらかというと
曲や構成全体
(歌の数、エスコビージャの長さや流れなど)
を確認しながら見ているため、
細かい間違いは、実はそんなに気にしていません。
(細かい打ち合わせは一度合わせてから、の方がスムーズです)
ところが踊る立場からしてみると、
「間違えたから・・・」
「頭が真っ白になって、次の振りが思い出せない・・・」
などなど、踊りを止めてしまうんですね。
合わせ初心者は、細かい振りが気になってしまい、
一箇所でも間違えると、すべてが終わるぐらいに
パニックになってしまいがちです。

が、そんなときこそ冷静に!
もちろん状況によってまちまちなので、
一概には言い切れませんが
なるべくなら曲を止めずに、
出来るところから仕切りなおして
再スタート出来るといいですね(^^)
もちろん緊張しているので仕方ないとは思いますが、
そんな時こそ普段からギターのCDを聴いたりして、
ギターの音に慣れておくのも手だと思います。
頭の中でギターのイメージ(ファルセータやリズムの弾き方)などが
思い浮かぶようになると最高です!
ぜひ参考にしてみてくださいね!

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フラメンコ音楽の専門家
池川寿一

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