日本で数少ない歌のジャンルとは！？

フラメンコ音楽の専門家
池川寿一です。

先日、自分の勉強用に
ある教則本を買いました。

フラメンコ歌手、
石塚隆充さんの教則本です。

　
フラメンコの舞台は基本的に、
踊り手、歌い手、ギタリストの３者で成り立っています。
　
日本では踊りを踊る人はとても多いのですが、
歌やギターはかなり少ないのが現状です。
　
踊りよりもギターよりも
取っ付きやすそうに見えても、
実は一番奥が深く、ムズカシイ…。
　
もともと迫害や差別を受けたジプシーの苦しみや悲哀を
歌に込めて歌われたというのがはじまりですが、
その本質は計り知れなく深いものです。
　
…とはいえ、
「カンテは難しい」と言ってしまっては
いつまでたっても本質にたどり着けない。
　
この本ではCD付き、楽譜付きなので、
目と耳で学ぶことができます。

また、原詞・訳詞付きなので、
歌詞の意味を味わいながら、
同時にフラメンコの旋律の美しさを
感じることができます。
　
ぼくも教則本と曲集の２冊を執筆しましたが、
本来形のないフラメンコをまとめるのは、
本当に労力が要ります。　
　　
そんな石塚隆充さんの勇気に拍手を送るとともに、
この本をきっかけにカンテ・フラメンコの
魅力が広まるとうれしいです。

ぜひ

「Cante flamenco」

と検索して、

いろいろな動画を観てみてください。

奥深いフラメンコの世界が待っていますよ！

一緒にフラメンコを楽しみましょう‼️

CD付カンテ教則本『Cante de Taka』（パセオ）
https://goo.gl/ooCz8F
　

それでは、iHasta Luego!(またね！)　　
 

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フラメンコ音楽の専門家
池川寿一